プロポリス研究の歩み > プロポリス原料、ブラジル産のみを使用
ブラジル産プロポリスを使用、ブラジルのハチは病気知らず、元気で逞しい!
私達たちがなぜブラジル産にこだわったのか? それは、ブラジルという環境もさることながら、現地のハチの逞しさ、生命力の強さにありました。そこで採れるプロポリス原料、元気の源が人にも伝わる、そんな想いがあったのです。【日本プロポリス 品質管理室】
日本で養蜂が始まったのは、明治維新以降
当社のプロポリスは、ブラジル産のみを使用しています。
ヨーロッパや中国、オーストリア、そして世界各国、セイヨウミツバチによる養蜂が行われている所では、どこでも「プロポリス」が存在します。
日本に養蜂技術が持ち込まれ、セイヨウミツバチによる養蜂が始まったのは、明治維新以降です。それ以前は、日本には「東洋ミツバチ」しかいませんでした。日本人が東洋ミツバチが生産したハチミツではなく、セイヨウミツバチが生産したハチミツを食するようになってまだ100年ほどしか経っていません。
日本にかねてから生息していた東洋ミツバチと養蜂向きのセイヨウミツバチ(ヨーロッパ種)とは、性格が随分違うと言われています。東洋ミツバチは、外敵に対して、群れをなして攻撃し、結束力が固いと言われています。ただ、東洋ミツバチは、プロポリスを作りません。
一方、セイヨウミツバチは、外敵の侵入などを防ぐために、「壁」などを強固にします。これがプロポリスの原料となります。セイヨウミツバチは、プロポリスを作って外敵の侵入を妨ぎ、コミュニティを護ることに神経を使います。自分達の生活を守り、住処を守り、食糧を守り、生息する「世界」を護る。そのために、プロポリスが欠かせません。
凶暴なアフリカミツバチとセイヨウミツバチとの混血が誕生
ある時、面白い話を聞きました。ブラジル産の「ハチミツ」の需要が増えたため、養蜂家達がハチミツの収穫を頻繁に行ったそうです。そうしたところ、ハチが「プロポリス」を作らなくなったそうです。守るものがなくなったため、プロポリスは必要ないとハチ達が判断したのかもしれません。
ブラジルの「プロポリス」というと、アマゾンの大自然で、先住民族が自然巣の中からハチミツを収穫し、プロポリスを得て、それを物々交換する?そんなイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、前述の通り、プロポリスは主に「セイヨウミツバチ」が作るものであって、ブラジルに古くから生息しているミツバチが作っているわけではありません。
ブラジルの養蜂技術の導入は、日本が導入した時期よりずっと後のことになります。1950年代に、ブラジルでセイヨウミツバチによる養蜂が始まりますが、軌道に乗りかけた時、どういう訳かセイヨウミツバチが全滅してしまいました。そのため、また1からの試みが必要となりました。ヨーロッパ種のミツバチがブラジルでは棲息しにくい何かがあったのか・・・。
その後、ブラジルの環境に馴染み、さらにハチミツを沢山生産するミツバチの改良が進められました。ある大学の研究ゾーンでは、ありとあらゆる「ミツバチ」の交配が試みられました。そこで、偶発的に誕生したのが、凶暴なアフリカミツバチとセイヨウミツバチとの混血でした。
アフリカミツバチは、人に危害を加えることもあるほど恐れられている、非常に生命力の強い、逞しいハチでした。そのアフリカバチの逞しさとヨーロッパ種のセイヨウミツバチのハチミツの生産力を持ち合わせた混血種が、現在のブラジル養蜂のミツバチの「先祖」だったのです。世界各国のプロポリスとブラジル産のプロポリスが違うのは、植物群の違いもさることながら、ハチの生態の相違も関係していると思われます。(
Q&A:なぜ、ブラジル産がいいの?)
輸入時の抜き取り検査など常に安全性を確認
ハチミツやプロポリスから「抗生物質」が検出されることがあります。化学的に合成された抗生物質です。そうしたものを含んでいると、当然、輸入許可は下りず、廃棄処分にされます。
なぜ、自然界の産物であるはずの「ハチミツ」や「プロポリス」から抗生物質が検出される事があるのでしょうか。それは、心無い海外の養蜂家が、ハチの病気を防ぐために「抗生物質」で巣の環境を整えようとするからです。ですが、輸入時の検査をすり抜け、「抗生物質」が混入した原料など、知らずに「健康食品」に使ったら、大事です!
当社では、ブラジルのサプライヤーのプロポリス原料に対し、輸入時の抜き取り検査など日本でのチェックも何度も行っていますが、「抗生物質」が検出されたことは、一度もありません。
ブラジルのハチは、病気になりにくく、逞しい!元気なハチです。そんなハチが作るプロポリスだからこそ、人も「元気」が漲るのかもしれません。